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​​※ヒロインとトーマスはすれ違い……

トーマスルート・シナリオ抜粋】

「やっ、やだ、やだっ。もう、いじっちゃ……やだっ」

達したばかりで酷く敏感になっている中を、長い指でなぞられる。
最初は痺れるばかりだったそこが、擦られるほどに甘い疼きをおぼえていった。
嫌々と首を振れば耳を甘噛みされ、濡れた耳孔に色香を含んだ声を流しこまれた。

「外で達する感覚はおぼえたでしょう? 次は中で達する感覚を教えてあげるね」
「やぁっ、おしえなくて、いいっ! おねが……っ、抜いて! 抜……、ひんっ!」

さすが王都中の未亡人と寝台を共にしたと自負していただけあって――巧みな指先は、すぐに最も敏感な場所を見つけてしまった。
びくびくと体を跳ねさせれば、少しくぐもった嬉しそうな笑い声が聞こえた。

「あぁ、君はここなんだね。少し感触が違うから、わかりやすい」

「あっ、ああっ、ぁ……!」

さっきよりも強い刺激は、痛みと混同するほどの激しい快感だった。

「ひっ、ぁ! あぅっ……あぁ! やだっ、おねが……いっ! もう無理、むり、なのっ。こわいっ」
「大丈夫、まだ軽いほうだからね。一番奥で得られる快感は、ここよりも……もっと深い快感だよ」
「っ、これいじょう、おく……?」

「楽しみでしょう? 僕のもので子宮口をぐりぐりして、最奥で達する悦びも教えてあげる」

これよりもなんて想像できない。過ぎる快感が恐い。

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